「小規模店舗なら、まずLINE広告。」LINE広告運用のプロに聞いてみた
2026/07/30 LINE広告外注外注のコツ広告代理店
「広告を出してみたい。でも、Google広告やInstagram広告との違いがよく分からない」
そんな悩みを抱える店舗オーナーは少なくありません。
広告は気になる。でも、限られた予算で本当に効果が出るのか。 ホームページがなくても始められるのか。何から手を付ければいいのか。
分からないことが多いからこそ、一歩目を踏み出せない。
そこで今回は、株式会社イースト・デイリーでWEB広告の企画・運用を担当する下田さんに、 小規模店舗がLINE広告を活用するメリットや、成果が出る店舗・出ない店舗の違いについて伺いました。

LINE広告・Yahoo!広告などを活用し、地域企業や小規模店舗の集客を支援。 広告配信だけでなく、配信後の分析や改善提案まで一貫して担当しています。
目次-Contents-
「広告を出して終わり」では意味がない
まずは、広告のプロが普段どのような視点で企業や店舗を支援しているのかを聞きました。
まずは、下田さんのお仕事について教えてください。
株式会社イースト・デイリーで、WEB広告を中心とした企画提案・広告運用を担当しています。
Google、Yahoo!、LINE、Meta、TikTokなど複数の広告媒体を活用し、 クライアントの課題や目的に合わせたプロモーション設計を行っています。
特に、地域企業や小規模店舗、観光事業者、自治体に向けた LINE広告・Yahoo!広告の活用提案を得意としています。
広告は、認知を広げるだけでは終わりません。
来店促進やリピーターづくりまで見据え、配信後の数値分析や改善提案も行いながら、 成果につながる導線設計を大切にしています。
広告は、出して終わりではない。
LINE広告とYahoo!広告。何が違うのでしょう?
似た名前で語られがちですが、得意とする役割は同じではありません。
名前はよく聞きますが、LINE広告とYahoo!広告の違いが分からない方も多いと思います。
LINE・Yahoo!広告は、LINEヤフーが提供する広告サービスです。
大きく分けると、Yahoo! JAPANの検索結果に表示される「検索広告」と、 LINEやYahoo! JAPANなどに表示される「ディスプレイ広告」があります。
検索広告は、「地域名+業種」「駅名+サービス名」など、 すでに目的を持って検索しているユーザーへ届けやすい広告です。
一方、LINE広告などのディスプレイ広告は、 まだお店を知らない人に存在を知ってもらうことが得意です。
「探している人」にも、
「まだ知らない人」にもアプローチできる。
小規模店舗こそ、LINE広告が向いています
限られた予算でも、地域とターゲットを絞ることで効率的に届けられます。
小規模店舗にとって、一番の魅力は何でしょうか。
一番の魅力は、限られた予算でも地域やターゲットを絞って広告を配信できることです。
店舗周辺のユーザーや、商品・サービスに興味を持ちそうな層へ効率よく届けられるため、 無駄な広告費を抑えながら来店や予約につなげやすくなります。
特にLINE広告は、広告を見てもらって終わりではありません。
LINE公式アカウントの友だち追加につながれば、 その後もクーポン配信やキャンペーン案内、再来店の促進など、 継続的なコミュニケーションができます。
一度の集客で終わらず、お客様との関係を育てていけることは、 小規模店舗にとって大きなメリットだと思います。
一度の集客で終わらず、
お客様との関係を育てていく。
どちらか一つなら、まずLINE広告

LINE広告とYahoo!広告は、集客における役割が異なります。小規模店舗が最初に選ぶなら、どちらがよいのでしょうか。
正直なところ、LINE広告とYahoo!広告のどちらが小規模店舗におすすめですか?
小規模店舗には、まずLINE広告をおすすめするケースが多いです。
理由は、LINE広告は新規のお客様との接点を作るだけでなく、LINE公式アカウントの友だち追加につなげることで、その後のクーポン配信やキャンペーン告知、再来店促進まで活用しやすいからです。
小規模店舗の場合、一度来店してもらったお客様と継続的につながることが非常に重要なので、広告配信後の活用まで考えるとLINE広告は相性が良いと感じています。
一方で、Yahoo!広告は、検索広告を活用することで「今すぐ行きたい」「近くで探している」といった顕在層にアプローチしやすい点が強みです。
例えば、美容室、整体、飲食店、修理業、クリニックなど、ユーザーが検索して比較検討する業種ではYahoo!広告も非常に有効です。
そのため、どちらか一方を選ぶのであれば、リピーター化まで見据えやすいLINE広告をおすすめします。
ただし、すでに検索ニーズがある業種や、今すぐ客を取りにいきたい場合はYahoo!広告も有効です。
理想としては、LINE広告で認知・友だち追加・再来店促進を行い、Yahoo!広告で検索ニーズのあるユーザーを獲得する形が、小規模店舗にとって最もバランスが良いと考えています。
LINE広告は、来店後までつながれる。

ホームページがなくても、広告は始められる
立派なホームページを作ってからでなければ、広告を出せないわけではありません。重要なのは、広告を見た人を受け止める場所です。
ホームページを持っていない店舗にも、広告はおすすめできますか?
はい、ホームページを持っていない場合でも、広告はおすすめできます。
特に小規模店舗の場合、必ずしも最初から立派なホームページを用意する必要はなく、LINE公式アカウントやGoogleビジネスプロフィール、予約サイト、SNSアカウントなどを受け皿にして広告を配信することも可能です。
例えばLINE広告であれば、広告からLINE公式アカウントの友だち追加につなげ、その後にクーポン配信やキャンペーン案内を行うことで、来店や再来店を促すことができます。
ホームページがなくても、お客様と直接つながれる導線を作れる点は大きなメリットです。
ただし、広告を見たユーザーが「どんなお店なのか」「場所はどこか」「料金はいくらか」「予約できるのか」を確認できる受け皿は必要です。
そのため、最低限、LINE公式アカウントやGoogleビジネスプロフィール、Instagramなどの情報は整えておくべきだと考えています。
理想としては、将来的に簡単なホームページやランディングページを用意できると、広告の効果測定や予約・問い合わせの導線も作りやすくなります。
まずは今あるSNSやLINEを活用して小さく始め、効果を見ながら受け皿を整えていく進め方が現実的だと思います。
必要なのは立派なホームページではなく、
お店の情報と次の行動が分かる「受け皿」です。
成果が出る店舗は、「来店する理由」がある
広告の成果を分けるのは、広告運用の技術だけではありません。店舗側に用意されている情報や素材も、大きく影響します。
LINE広告で成果が出やすい店舗には、どのような共通点がありますか?
成果が出やすい店舗には、いくつか共通点があると感じています。
まず一つ目は、広告を見た後の受け皿がしっかり整っていることです。
例えば、LINE公式アカウント、Googleビジネスプロフィール、Instagram、予約ページなどに、営業時間、場所、メニュー、料金、予約方法といった基本情報が分かりやすく掲載されている店舗は、広告から来店や問い合わせにつながりやすいです。
二つ目は、来店する理由が明確にあることです。
期間限定キャンペーン、初回特典、クーポン、季節メニュー、地域限定サービスなど、お客様が「今行ってみよう」と思えるきっかけがある店舗は反応が出やすい傾向があります。
三つ目は、広告だけで終わらせず、継続的な接点づくりができていることです。
特にLINE公式アカウントを活用している店舗であれば、友だち追加後にクーポン配信や再来店のお知らせを行うことで、一度接点を持ったお客様をリピーター化しやすくなります。
また、写真や投稿内容が魅力的な店舗も成果につながりやすいです。
飲食店であれば料理写真、美容室であれば施術事例、観光施設であれば体験イメージなど、広告を見た人が利用シーンを想像できる素材があると、クリックや来店の後押しになります。
つまり、成果が出やすい店舗は、広告配信そのものだけでなく、「情報の分かりやすさ」「来店する理由」「継続的なコミュニケーション」「魅力が伝わる素材」が整っている店舗だと思います。
失敗の原因は、広告より「その後」にある
広告を配信しただけで、お客様が自動的に来店するわけではありません。成果を止めているのは、クリック後の設計かもしれません。
逆に、広告で失敗しやすい店舗にはどのような特徴がありますか?
失敗しやすい店舗の特徴としては、広告を出すこと自体が目的になってしまっているケースが多いと感じます。
例えば、広告をクリックした後に営業時間や場所、メニュー、料金、予約方法が分かりにくい場合、せっかく興味を持ってもらっても来店や問い合わせにつながりにくくなります。
広告だけで集客できるというより、広告を見た後の受け皿が整っていることが非常に重要です。
また、「誰に来てほしいのか」「何を売りにしたいのか」が曖昧な店舗も成果が出にくい傾向があります。
ターゲットや訴求内容がはっきりしていないと、広告の内容もぼやけてしまい、ユーザーに魅力が伝わりにくくなります。
さらに、広告配信後の改善ができない店舗も失敗しやすいです。
最初から完璧な広告を作るのは難しいため、クリック率や反応の良いメニュー、来店につながった導線などを見ながら、写真や文言、配信内容を少しずつ改善していくことが大切です。
特にLINE広告の場合は、友だち追加後に何も配信しない、クーポンや案内がない、情報更新が止まっていると、せっかく獲得した接点を活かしきれません。
つまり、失敗しやすい店舗は、広告そのものよりも、受け皿の情報不足、ターゲットの曖昧さ、来店理由の弱さ、配信後の改善不足が課題になっていることが多いと思います。
受け皿の情報不足
ターゲットが曖昧
来店する理由が弱い
配信後の改善をしていない
広告を出すこと自体を、
目的にしてはいけない。

反応される広告は、「行く理由」が一瞬で分かる
スマートフォンで広告を目にする時間は、ほんの一瞬。その短い時間で、誰のための広告なのかを伝える必要があります。
反応されやすい広告文やバナーには、どのような傾向がありますか?
反応されやすい広告文やバナーは、「誰に向けた広告か」と「行く理由」が分かりやすいものだと思います。
例えば、「初回限定」「期間限定」「当日予約OK」「駅近」「駐車場あり」「クーポンあり」など、ユーザーにとってのメリットが具体的に入っている広告は反応されやすいです。
バナーでは、写真の印象が大きく、飲食店なら料理、美容室なら仕上がり、店舗なら雰囲気など、利用シーンを想像できる素材が効果的です。
また、文字を詰め込みすぎず、スマートフォンで見たときに一瞬で内容が伝わることも重要です。
小規模店舗の場合は、きれいに作り込みすぎるよりも、地域感や親しみやすさ、お店の雰囲気が伝わる広告の方が反応につながりやすいと感じています。
誰向けなのかが一目で分かる
メリットが具体的に伝わる
写真で利用シーンを想像できる
スマホで一瞬で理解できる
きれいな広告より、
一瞬で伝わる広告。
クリックの先で、迷わせない
広告への反応を、予約や来店へ変えるために必要なのが導線です。
広告をクリックした後の導線では、何が重要ですか?
広告クリック後の導線で重要なのは、ユーザーが迷わず予約・来店・問い合わせまで進める状態にしておくことです。
広告をクリックした後に、営業時間、場所、メニュー、料金、予約方法が分かりにくいと、興味を持ってもらっても離脱してしまいます。
ホームページがない場合でも、LINE公式アカウント、Googleビジネスプロフィール、Instagram、予約サイトなどを受け皿にできますが、必要な情報が分かりやすく整理されていることが大切です。
また、「予約する」「電話する」「クーポンを使う」「友だち追加する」など、次に取ってほしい行動を明確にすることで、広告から成果につながりやすくなります。
営業時間・場所・メニュー・料金・予約方法

代理店選びで見るべきは、「運用後の伴走」
提案書の美しさや実績だけでは、運用開始後の支援までは分かりません。契約前に何を確認すべきなのでしょうか。
広告代理店を選ぶ際、ここは見た方がいいというポイントをコッソリ教えてください。
代理店を選ぶときに見たほうがいいのは、運用開始後にどこまで伴走してくれるかです。
初期提案がきれいでも、広告は配信してからの改善が重要です。
クリック率や反応の良い広告、成果につながった導線を見ながら、具体的に改善提案をしてくれる代理店かどうかは確認したほうがいいと思います。
また、専門用語ばかりではなく、店舗側が分かる言葉で説明してくれるかも大切です。
数字だけでなく、「なぜ良かったのか」「次に何を変えるべきか」まで伝えてくれる代理店は信頼しやすいです。
コッソリ言うなら、契約前に「レポートはどんな内容ですか?」「改善提案はどのくらいしてくれますか?」「広告クリック後の導線も見てもらえますか?」と聞いてみるのがおすすめです。
「レポートはどんな内容ですか?」
「改善提案はどのくらいしてくれますか?」
「広告クリック後の導線も見てもらえますか?」
月10万円、2~3か月を一つの目安に
最初から大きな予算を投じるのではなく、反応を見ながら改善できるテスト期間を確保します。
初期予算やテスト期間は、どのくらいを想定すべきですか?
初期予算は、まず月10万円程度を目安にすると始めやすいと思います。
小規模店舗の場合、最初から大きく予算をかけるよりも、店舗周辺にエリアを絞って、広告文やバナー、ターゲットごとの反応を見ることが大切です。
テスト期間は、できれば2~3か月は見ておくのがおすすめです。1週間程度ではデータが少なく、正しく判断しにくい場合があります。
初月は反応を見る期間、2か月目以降は改善して成果を伸ばす期間と考えると、無理なく運用しやすいです。
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初月は反応を見る。
2か月目から、改善して伸ばす。
最初に決めるのは、「何をしてほしいか」
広告媒体やバナーを決める前に、まず広告を見た人に取ってほしい行動を整理します。
これからLINE・Yahoo!広告を始める店舗に、最初に伝えたいことは何ですか?
これからLINE・Yahoo!広告を始める店舗に伝えたいのは、まず「広告を見たお客様に何をしてほしいのか」を決めることです。
来店、予約、問い合わせ、LINE公式アカウントの友だち追加など、目的によって広告の内容や遷移先、配信後の設計は変わります。
小規模店舗の場合は、最初から大きく始めるよりも、店舗周辺にエリアを絞って小さく配信し、反応を見ながら改善していくのがおすすめです。
特にLINE広告は、友だち追加後のクーポン配信や再来店案内まで設計することで、広告効果を継続的な集客につなげやすくなります。
まずは目的と導線を整理し、小さく始めて改善していくことが、成功への近道だと思います。
目的と導線を整理し、
小さく始めて改善する。
地域企業の広告を、成果につなげる。

最後に、下田さんが所属する株式会社イースト・デイリーについて伺いました。
株式会社イースト・デイリーについて教えてください。
株式会社イースト・デイリーは、北海道・東北エリアを中心に、地域に密着した広告・マーケティング支援を行っている会社です。
地域企業や観光事業者、自治体などの課題に対して、LINE広告を単体で提案するのではなく、LINE公式アカウント、友だち追加施策、クーポン配信、セグメント配信、来店促進施策などを組み合わせ、クライアントの目的に合わせた提案ができる点が強みだと考えています。
LINE広告の運用においては、配信結果の数値だけを見るのではなく、友だち追加後の活用、再配信、来店・予約・購買までの導線設計を意識した提案が重要だと考えています。
イースト・デイリーでは、地域企業にとって「使って終わり」ではなく「成果につながるLINE活用」を広げてご提案をさせていただいております。
「使って終わり」ではなく、
成果につながるLINE活用へ。
成果が出る店舗は、「来店する理由」がある
広告の成果を分けるのは、運用の技術だけではありません。店舗側に用意されている情報や素材も、大きく影響します。
LINE広告で成果が出やすい店舗には、どのような共通点がありますか?
成果が出やすい店舗には、いくつか共通点があると感じています。
まず一つ目は、広告を見た後の受け皿がしっかり整っていることです。
例えば、LINE公式アカウント、Googleビジネスプロフィール、Instagram、予約ページなどに、営業時間、場所、メニュー、料金、予約方法といった基本情報が分かりやすく掲載されている店舗は、広告から来店や問い合わせにつながりやすいです。
二つ目は、来店する理由が明確にあることです。
期間限定キャンペーン、初回特典、クーポン、季節メニュー、地域限定サービスなど、お客様が「今行ってみよう」と思えるきっかけがある店舗は、反応が出やすい傾向があります。
三つ目は、広告だけで終わらせず、継続的な接点づくりができていることです。
特にLINE公式アカウントを活用している店舗であれば、友だち追加後にクーポン配信や再来店のお知らせを行うことで、一度接点を持ったお客様をリピーター化しやすくなります。
また、写真や投稿内容が魅力的な店舗も成果につながりやすいです。
飲食店であれば料理写真、美容室であれば施術事例、観光施設であれば体験イメージなど、広告を見た人が利用シーンを想像できる素材があると、クリックや来店の後押しになります。
つまり、成果が出やすい店舗は、広告配信そのものだけでなく、「情報の分かりやすさ」「来店する理由」「継続的なコミュニケーション」「魅力が伝わる素材」が整っている店舗だと思います。
迷う導線に、
お客様は残らない。
来店してほしいのか
予約してほしいのか
問い合わせてほしいのか
友だち追加してほしいのか
今回は、株式会社イースト・デイリー WEBソリューション事業部の下田さんに、LINE広告・Yahoo!広告の活用方法についてお話を伺いました。
広告は「出稿すること」がゴールではなく、その先にある来店やリピートにつながって初めて成果になります。これから広告運用を検討している店舗・企業の皆さまにとって、本記事が第一歩のヒントになれば幸いです。
| <取材協力> ●株式会社イーストデイリー ●イーストデイリーのWEBサービス |
インタビュアー
株式会社クロスフォース
完全コンバージョン成果報酬SEOサービスをご提供

Webディレクター / マーケター。変化の激しい検索エンジン(SEO)の動向や、AI・LLMを活用した次世代のWebマーケティング戦略を研究・発信しています。「ただアクセスを集めるだけではない、ビジネスの成果に直結するサイト運用」がモットーです。






