ECサイト(通販サイト)におけるSEO(カテゴリページ編)
2021/03/25
ECサイトのSEOにおいてカテゴリページは非常に重要なページですね。
ECサイトにおけるSEOのセオリーとしては、TOPページでビッグワードのSEOの上位表示を狙い、カテゴリページではそのカテゴリワードなどミドルワード(難易度が中程度)での上位表示を商品ページや小カテゴリページでスモールワード(難易度がさほど高くないワード)を狙う設計となっています。
と言うことはカテゴリページでのミドルワードでの上位表示はECサイトのSEOにおける一つのハードルと言えるのです。
だからこそ今、そして未来の検索からのセッション向上そしてその先の売上向上のためにはカテゴリページの重要性は上がってきています。
ということで今回はカテゴリページにおけるSEOの内部コンテンツの要点を解説します。
・カテゴリページは商品一覧ページではダメ
・カテゴリページにもオリジナルコンテンツは必要
・ただし、長いコンテンツは必要が無い
・端的にユーザー・Googleに意図が伝わることが必須
・まとめ
■商品が羅列されている商品一覧ページではダメ!
ほとんどのECサイトのカテゴリページはそのカテゴリに属する商品アイテムを羅列しているのではないでしょうか?
それだけでなくサイト内検索の結果ページをカテゴリページにしているサイトもありますよね?
Google の John Mueller(ジョン・ミューラー)氏が Mary Haynes(マリー・ヘインズ)氏のインタビュー時に
「商品アイテムの羅列のみのページやサイト内検索結果のページをGoogle検索結果で表示することは好ましくない」と言っています。
理由は
Googleの検索結果から遷移したページからユーザーがまた探さなければならずユーザー体験を損なうためです。
■カテゴリページにもオリジナルコンテンツを入れ込みましょう!
上記インタビューで
カテゴリページであっても、ある程度のテキストコンテンツを追加して、それ独自のページとしての存在価値を持たせることをJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏は推奨しています。
■カテゴリページに記事コンテンツのような長い文章は必要ない
ページに価値を持たせるためのオリジナルのコンテンツと聞くとコンテンツマーケティングの記事コンテンツのようなテキストボリュームの多いページを想定している方も多いと思いますが、カテゴリページにおけるコンテンツの内容などは商品カテゴライズのコンセプトや、カテゴライズの特徴などそのカテゴリページをユーザーに説明するためのコンテンツを記載するのが良いのでしょう。
■ページごとにユーザー・Googleに意図が伝わるように
先ほど長いコンテンツが必要ないと記載しましたが、
「じゃあ、どんなコンテンツが必要なのか?」
となりますよね?
弊社ではクライアント様に以下のようにお伝えしております。
・どんな意図を持ってカテゴライズしているのか?
・カテゴライズした商品の共通コンセプトは何か?
要するに何を持ってグルーピングしているかを記載することで、その商品一覧ページがどのような意味合いを持つのかを記載することを推奨しております。
■まとめ
今までのようにECサイト(通販サイト)の検索でのセッション向上、ひいては売上向上にはカテゴリページの上位表示の重要性が高まっています。
今の検索エンジンではカテゴリページにコンテンツを記載することを推奨しています。
但し、コンテンツマーケティングのようなユーザーが読み込む行為が必要なものは逆にSEOでは悪影響を及ぼす可能性があるので、
カテゴリのコンセプトや商品グループの選定基準などの端的かつそのページの特徴を表す独自のコンテンツの記載が適切を思われます。