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ヤマト運輸、4月から宅急便の運賃約10%程度値上げ

2023/02/09


 
ヤマト運輸は2023年2月6日、宅急便の運賃を4月3日から値上げすると発表しました。
 
値上げの対象となるのは宅急便・宅急便コンパクト・ネット通販(EC)商品配達のEAZY・国際宅急便で、平均すると改定運賃は約10%の値上げとなるとのこと。
値上げの要因はガソリン価格などエネルギー価格の上昇や賃上げによるもの。
 
また、今までは大きな外的要因による影響があった際など、不定期に値上げをしてきたが、今後は外部環境の変化をよりリアルタイムに反映させるため、毎年度宅急便の運賃を見直すことも併せて発表されました。
 
今回の宅急便の運賃上昇は、荷物のサイズや届け先によって異なるが、宅急便コンパクトにおける
関東から関東への運賃は40円高い650円に、
関東から関西への運賃は50円高い710円になる。
 
宅急便の60〜200サイズは、サイズ毎に値上げ幅は異なり
関東から関東で10〜880円、
関東から関西で20〜1,440円の運賃上昇となる。
 
ヤマト運輸を傘下に持つヤマトホールディングスは、今回の発表と同日の2月6日、2023年3月期の連結業績予想を下方修正しました。
売上高は、従来予想を260億円下回る1兆8090億円(前期比0.9%増)、営業利益は従来予想を140億円下回る610億円(同21.0%減)となるとのこと。
 
ガソリン代はもちろん、賃上げによる人件費の上昇など、コストの上昇が利益を圧迫した結果となりました。
今回の運賃の値上げで、コスト上昇による利益圧迫は解消できる見通しではある模様です。
 
今後もガソリン代の上昇は続くと予想されることから、来年度にはさらなる運賃上昇もあり得ます。
EC運営事業者の皆さんには、運賃の変更に伴うサイトの情報変更が必要になります。
 
今回の発表に、他の運送業者も追随する可能性があります。
しっかり情報を把握しておくようにしましょう。

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