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GA4にAI Assistantチャネル追加。AI流入は“分析対象”になり始めた

2026/05/20

GA4にAI Assistantチャネル追加。AI流入は“分析対象”になり始めたアイキャッチ画像

AI検索や生成AI経由の流入について、これまでは「ありそうだけど、感覚でしか話せない」という会社が多かったと思います。

実際、ChatGPTやGeminiのような生成AIを経由してサイトに来るユーザーが増えている実感はあっても、それをGA4の中で自然検索やSNS流入のように整理して見られる状態には、まだなっていませんでした。

だから多くの現場では、AI流入は話題にはなるけれど、分析対象やその先の改善対象まで実施できなかったかと思います。

その状況に対して、Google公式ヘルプの「What’s new in Google Analytics」では、2026年5月13日付の更新として “New AI Assistant traffic measurement” が追加されました。

Googleはここで、人気のAIアシスタント由来のトラフィックを測定・分析するための専用の方法を提供すると案内しており、Default Channel Group レポート内で新しい 「AI Assistant」チャネル として識別できると説明しています。

つまり、Google自身が少なくとも思想として、AI経由の流入を“例外的なもの”ではなく、正式な分析対象として扱い始めたということです。

AI検索の広がりに、ようやく計測の側が追いつき始めました。

ただし、ここで「もう全部のGA4でAI流入が綺麗に見えるようになった」と断定はできません。

Google公式ヘルプには追加内容が明記されている一方で、現場では自社プロパティ上でまだ確認できていないケースも普通にありえます。

少なくともこの5月13日項目については、Googleは“追加した”とは書いていますが、すべてのプロパティでいつ同じ見え方になるかまではこの記述だけでは断定できないからです。

ただ、少なくともGA4でAI検索の動向が確認できるようになったのは事実でこれによる傾向値は拾えるようになりました。

Google公式ヘルプに「AI Assistant」チャネル追加が明記された大きな一歩

5月13日の新着として、Googleは AI Assistant 由来のトラフィックを測定する新しい仕組みを案内しています。

説明文では、ChatGPT、Gemini、Claude のような人気AIアシスタントを通じて、ユーザーがどのようにサイトを発見しているかを、新しい AI Assistant チャネルを通じて確認できるとされています。

Googleは何を追加したのか

Google公式ヘルプには、今回の更新で追加された変更として、次の3点が整理されています。

  • ・Medium に ai-assistant という新しい値が付与される
  • ・Channel Group では AI Assistant に分類される
  • ・Campaign では (ai-assistant) という名前で識別される

これはつまり、生成AI経由の訪問を、従来の referral や曖昧な外部流入として見るのではなく、AIアシスタント由来の流入としてグルーピングしたということです。

公式原文では

Google公式ヘルプには、次のように書かれています。

“Google Analytics now provides a dedicated way to measure and analyze traffic originating from popular AI assistants.”

日本語で言えば、

「Google Analytics は、人気のAIアシスタント由来のトラフィックを測定・分析するための専用の方法を提供するようになった」

という意味です。

また、続けてこうも書かれています。

“You can now identify how users are discovering your site through chatbots like ChatGPT, Gemini, and Claude via a new AI Assistant channel”

こちらも日本語にすると、

「ChatGPT、Gemini、Claude のようなチャットボットを通じて、ユーザーがどのようにサイトを発見しているかを、新しい AI Assistant チャネル経由で識別できる」

という内容です。

ここで大事なのは、Googleが「AI流入がありそうだ」と曖昧に言っているのではなく、AI Assistant という明確な分析単位(グループ)を用意し始めたことです。

案内はあったがまだ確認できず…

Googleの公式ヘルプに記載があるからといって、今日この瞬間にすべてのGA4プロパティで同じように確認できるとは限りません。

少なくとも、Google公式のこの更新文だけでは、「全プロパティで即時に同じ見え方になる」とまでは言っていません。

ですから、自社の分析環境でまだ見えていない場合でも、「追加されたという話は出ているが、自社側では今後の確認が必要」です。

実際、crosslabo.comのアナリティクスを確認してもまだ該当するデータなどはありませんでした。

「AI流入のデータが全部見えるようになった」と捉えない

今回の話で本当に重要なのは、「GA4に新しいチャネルが追加された」ことそのものより、GoogleがAI流入を正式な分析対象として扱い始めたことです。

これまでもAI流入は存在していたはずです。

ただ、それは多くの会社にとって“分析しづらいもの”でした。

だから、現場で起きている変化に対して、施策が追いつかなかった。

今回の更新は、その状態が少しずつ変わり始めたことを示しています。

重要なことはGoogleがAI流入を正式な分析対象として扱い始めたこと

AI流入が増えているかどうかを、感覚や体感で話すフェーズから、少しずつですがレポート設計の中で扱うフェーズへ進み始めた。

ここが一番大切なポイントです。

今後は、

「AI検索の時代が来てますのでAIO対策を視野に入れていきましょう」

から、

  • ・「AI経由の流入をどう見ていますか」
  • ・「どのページがAIに拾われていますか」
  • ・「その流入はCVにつながっていますか」

と聞かれるようになります。

ということはSEOはもとよりAI(LLMO)の対策をしっかりしていかなければならないということです。

“感覚”だったAI流入が、ようやくレポート分析・施策設計の土台に乗り始めた

AI検索の話はこれまで、どうしても概念や雰囲気、など予測寄りになりがちでした。

でもアナリティクスで数値が計測できはじめると、話は変わってきます。

  • あるかもしれない
  • ありそうだ
  • あるだろう

から

  • どれくらいあるのか
  • どこに着地しているのか
  • 何を見ているのか
  • その後どう動くのか

に変わってきます。

これから問われるのは、見えたあと

仮にAI流入がけいそくできるようになっても、セッション数だけ眺めて終わるなら意味がありません。

大事なのは、

どのページがAIに拾われやすいのか?

どのキーワードカテゴリでどの様に拾われているのか?

AI経由ユーザーは自然検索ユーザーと何が違うのか?

どこで離脱するのか?

まで見ることです。

そして最後にはCVに近いのか、遠いのか?

計測からの分析や自然検索や広告とのユーザー動向比較が必要になってきます。

AI流入が分析対象になると、Web担当者の仕事はどう変わるのか

AIからの流入を分析してサイト導線などを改良するイメージ画像

AI流入が分析対象になると、Web担当者の仕事はシンプルに格段に増えます。

ただし、それは悪い意味ではありません。

今まで観れずに予測していたり、報告できなかったものがやっと見られるようになるからです。

どのページがAIに拾われやすいかを見る

FAQ、比較記事、解説記事、選び方記事、一次情報を含む記事。

こうしたページは、AIに拾われやすい候補になります。

逆に、論点が散らかっているページ、誰向けか曖昧なページ、結論や根拠が弱いページは、AIにも人にも使われにくいです。

サイト内のどのページがAIで拾われているかを確認する必要があります。

AI経由ユーザーと自然検索ユーザーの違いを見分ける必要が出る

AI経由ユーザーは、自然検索ユーザーと同じ動きをするとは限りません。

すでに要点を読んだうえで来ている可能性があるからです。

その場合、求める情報の深さも、確認したいポイントも、問い合わせまでの距離感も違うかもしれません。

だからこそ導線の傾向を確認し、それに合わせた導線修正もする必要が出るかもしれません。

流入数だけでなく、回遊・CV・離脱まで見ないと意味がない

最終的にはここです。

AI流入が何件あったかよりも、その流入が

  • 回遊するのか
  • 指名検索につながるのか
  • 問い合わせや資料請求に寄与するのか

を見る必要があります。

いまの段階で、企業サイトがやっておくべきこと

ここまでを踏まえると、今やるべきことはそこまで複雑ではありませんが今現段階でやっておくことをまとめてみました。

まずは自社GA4で現状を確認する

AI Assistantチャネルが自社プロパティで見えるか。

関連流入がどう整理されているか。

まずは現状の確認です。

見えていないなら、その事実も含めて把握すべきです。

AIに拾われそうなページ群を先に洗い出す

FAQ、比較、選び方、解説、一次情報。

こうしたページを候補として洗い出し、内容と構造を見直す必要があります。

またそれに関連するキーワードでAIに拾われているかどうかの事前確認もしておく必要があります。

流入後の導線とCV設計を再確認

AI経由ユーザーは、従来の自然検索ユーザーと動き方が違うかもしれません。

だから、見えるようになってから慌てるのではなく、今のうちにサービスページや導線の確認を再度しておくことがいい。

まとめ

今回のGA4の動きで重要なのは、「AI流入が完全に見えるようになった」と騒ぐことではありません。

本当に重要なのは、GoogleがAI流入を正式な分析対象として扱い始めたことです。

ただし、現時点では自社環境でまだ確認できていないケースも普通にありえます。

ただ、すでに変化は始まっていてGoogleも無視できない数値となっている。

今のうちにまずは自社の状況を確認しましょう。

 

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