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GA4における離脱率とは!?その定義と確認方法そしてサイト改善に向けた考え方

2024/07/16

GA4における離脱率とは!?その定義と確認方法そしてサイト改善に向けた考え方

 

せっかく自身のサイトを訪れてもらったからには、できればCVして去ってもらいたいですよね?

サイトを訪問したユーザーが特定のページを最後にそのサイトを離脱した割合を離脱率と言います。

今回はGA4における離脱率の定義やその確認方法などについて解説します。

是非、サイト改善の一つの指標として活用してください。

 

■そもそも離脱率の定義は!?

GA4において離脱数とは、サイト内のページでセッションの最後のイベント(今回で言えば離脱)の回数のことです。

離脱率は離脱回数をページの表示回数で割った数になります

「離脱率=離脱数÷表示回数」

ここで大切なのは離脱数及び離脱率はページに対する指標であり、セッションに対する指標ではありません。

 

■離脱と直帰の違い

サイトの指標において離脱数や離脱率に近い言葉として、直帰数・直帰率があります。

GA4において直帰数や直帰率は「エンゲージメントされていないセッションの割合」です。

離脱が「ページに対する指標(=表示回数に関連する指標)」であることに対して、直帰は「セッションに関連する指標」であるというのが2つの大きな違いです。

 

■GA4ではデフォルトで離脱率の表示がない

UAの時には離脱率という項目が表示され、いつでも簡単に確認することができました。

ただ、GA4に替わってからはデフォルトで離脱率の表示がなくなりました。

離脱率を確かめるには探索レポートで離脱数と表示回数を表示させるしかありません。

 

■離脱率の確認方法

GA4で離脱方法を確認するには「探索レポート」を活用して算出します。

手順としては

1:「探索」→「空白(自由形式)」を選び、「指標」をクリック

2:「離脱数」「表示回数」を検索し、インポート

3:「ディメンション」をクリック

3:「ページタイトル」「ページパスとスクリーンクラス」を選択し、インポート

4:「値」の欄に「離脱数」「表示回数」をドラッグ&ドロップ

5:「行」の欄に「ページタイトル」「ページパスとスクリーンクラス」をドラッグ&ドロップ

6:データをエクスポート

7:エクスポートしたデータを加工(下記計算式にて算出)

「離脱率=離脱数÷表示回数」

 

■離脱数を用いたサイト改善の考え方

離脱率はサイト改善の必要性があるかを測る指標の一つです。

ただし、離脱率の高いページがすべて悪いページではありません。

なぜならサイトを訪れたユーザーは必ずサイトを離脱するからです。

 

●まずはページの役割を考える

離脱率を利用したサイト改善には、ページ単位で離脱率を確認し、そのページの狙いでカテゴライズするのがいいかと思います。

 

一般的に離脱の要素には3つ考えられます。

・満足度が低い

・満足度が高い

・次への導線が悪い

 

ユーザー満足度が低い場合は改善の必要があるページといえます。

離脱率の高さに加えて「滞在時間」や「スクロールされていない」などの場合はユーザー満足度が低いと仮定するのがいいでしょう。

 

逆にユーザー満足度が高いページでも離脱率が高まる傾向があります。

それは「該当ページで必要な情報を入手できたので、満足して閉じた」と仮定できます。

例えば「問い合わせページ」や「購入ページ」への誘導を目的としたページなのに離脱率が高い場合は、サイト内の導線やボタンの配置などを見直すこともできます。

 

こういった考えの時に大切なのが、先述したページごとの狙いでカテゴライズすることです。

狙いごとにカテゴライズしその平均数値などを出すことで、感覚ではなく数値として、改善の指標にできます。

 

■まとめ

今回は離脱率をGA4で算出する方法や離脱率を使ったサイト改善の考え方などを記載しました。

GA4では今までのUAと違ってデフォルトで離脱率は表示されません。

そのため探索レポートから離脱数と表示回数を算出し、計算するしかありません。

是非サイト改善の指標の1つである離脱率、GA4でも活用してください。

 

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