Microsoft Clarityを活用したCVR改善方法
2024/02/20
「Microsoft Clarity(クラリティ)」は、Microsoft社から2020年10月に公開された無料のアクセス分析ツールです。
Webサイトを訪問したユーザーの行動を把握することで、自社のホームページ改善に役立ちます。
今回はMicrosoft Clarity(クラリティ)を使ったCVR改善の方法をご紹介します。
目次-Contents-
■Microsoft Clarity(クラリティ)とは!?
Microsoft Clarity(クラリティ)とは無料のヒートmapツールのことです。
Webサイトを訪問したユーザーが、ページ上でどの部分を見て、どこをクリックしたのかということが分かるツールで、サイトコンテンツの分析に役立ちます。
■Microsoft Clarity(クラリティ)でできること
Microsoft Clarity(クラリティ)には以下の機能が備わっています。
- ・ ヒートマップ機能
- ・ レコーディング機能
- ・ ダッシュボード
■Microsoft Clarity(クラリティ)を用いたCVRの改善の仕方
それでは早速Microsoft Clarity(クラリティ)を用いた改善方法をご紹介します。
●CVまでの導線(動き)を確認
サイトを訪問するユーザーは、訪問するキーワードのカテゴリごとに一定の動き(パターン)があり、それはカテゴリによって分かれます。
したがって、まずは来訪しているキーワードをカテゴライズし、その中でCVにつながりやすい、サイトとして重要なカテゴリのキーワードのレコーディングを確認し、以下を検討しましょう。
- ・CVボタンなどの設置場所を考える
- ・コンテンツの掲載順序を考える
- ・充実させるコンテンツを検討する
上記等は、重要カテゴリのレコーディングから是非検討してください。
●CVしない内部リンクの確認
サイト内には様々なリンクがあります。
サイトの構造上仕方のないリンクもありますが、位置を変更できるような内部リンクの場合はCVしない内部リンクを確認しましょう。
ヒートマップでクリックされている部分を確認し、その中でCVポイントでないが数多くリンクされているものを確かめましょう。
(そのリンク先のページも確認し、CVに寄与しているかどうかのチェックも必要です。)
そのうえで、
- ・削除しても問題ないリンクなら削除
- ・リンクの場所を変更する
等を検討するのがいいでしょう。
■まとめ
今回は無料のMicrosoft Clarity(クラリティ)を活用したCVR改善の手法をご紹介しました。
ECサイトなどでは、CVRの改善で売り上げもかなり変わってくるので、KPIとしては重要なものになります。
また、コストのかかるツールではないので、SEOなどのセッションを上げる施策とともにCVRの変更も相乗効果として取り組んでみてはいかがでしょうか