検索エンジンは死んでない!?スマホでの調べものは「Google」での検索が圧倒的。
2023/11/14何かをしようとしたときに人は、パソコンやスマホ・タブレットなどのハードからいろいろなアプリなどのソフトまで、検索エンジンをはじめSNSやAIなど様々なツールを使って調べますよね?
LINEリサーチが2021年実施の調査に続き、今回も全国の13歳から79歳を対象に「スマホで調べものをするときの検索行動」の調査結果を発表しました。
目次-Contents-
■調査方法
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の13歳~79歳の男女
実施時期:2023年9月16日~9月19日
有効回収数:645,736サンプル
集計対象:有効回収数の中からランダム抽出した男女13-79歳の49,839サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります
■インターネットで調べものに「スマホ」を利用する人は9割以上、「パソコン」は4割弱
まず、そもそもインターネットでの調べものをするときに使っているもの(デバイス)についての質問は、「スマホ」がダントツ1位で、すべての年代で9割以上となりました。
2位は「パソコン」で4割弱となり、男性20代以上では5割前後と高くなりました。
3位の「タブレット」は、10代で他の年代に比べ高い傾向となりました。
(学校の授業でも利用するケースがありそうです。)
■スマホでの調べものは「Google」の利用が圧倒的。SNSではInstagramが強い
続いて、スマホで調べものをすると回答した人に、ふだん利用するサービスを聞いたところ、「Google」で検索するという人が約8割に上り圧倒的な高さで1位となりました。
2021年の前回調査と比較すると、「Google」を調べものに利用する割合が全年代で伸長しており、特に60代では9ポイントと大きな伸びがみられました。
2位以降には「YouTube」や「Yahoo! JAPAN」が4割台で続きます。そのほか「Instgarm」や「X(旧Twitter)」などのSNSサービスも3割台で上位に入っています。
■男女年代別に分けてみると?
男性の場合は、10~30代で2位に「YouTube」、3位に「X(旧Twitter)」が入りました。「YouTube」 は男性10代で7割超と高く、「X(旧Twitter)」は、男性10~20代で5割を超え高くなっています。男性40代以降は「Yahoo! JAPAN」が5割以上の割合で2位に入っています。
女性は、10代では、男性同様「YouTube」が7割超と高い割合で2位になっています。次いで3位に「Instagram」が入りました。
「Instagram」は女性20~30代では2位。特に20代女性では7割を超えており、1位の「Google」との差も他の年代に比べ開きが小さくなっています。
女性40代以降では、TOP3は男性40代以降と同じ結果になり、「Google」「Yahoo! JAPAN」「YouTube」となりました。
若い年代ほど、検索サービス以外の「YouTube」や「X(旧Twitter)」「Instagram」などのSNSや動画サービスを利用する割合が高い結果となりました。
とはいえ、検索エンジンであるGoogleは、男女、そしてどの年代層でも70%以上での使用率を誇っており、「調べる=検索エンジン」という状況は変わっていないと言えます。
■目的別にサービスを使い分けている
それぞれのサービスを利用する理由を見てみるとわかりやすいのですが、ユーザーは様々なサービスの特徴を活用しています。
スピード感や世間(周り)の印象はX(旧Twitter)だったり、写真で見たいときはInstagramだったりなどなど。
■まとめ
今回の調査で分かったことは、検索エンジンは、何かを調べるときのユーザーの唯一のサービスではなくなったという現実と、その一方では様々なサービスが台頭してきている中、検索エンジンはユーザーの土台になってきているということです。
そして、もう一つ、シニア層も検索エンジンを活用してきているということが分かりました。
一時期、世間では「SEO対策は終わった」と言われていましたが、今回の調査を見てみるとSEO対策は「ベースになった」と言うことができ、より一層その重要度は増しているように思います。
(出典元:LINEリサーチ「LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査」)