コンテンツを削除する理由が「古いから」に対しGoogleが警告
2023/08/18
Google検索の広報的役割を務める「Google SearchLiaison」がコンテンツの削除に関して警告に近い注意喚起をしました。
■Googleは古いコンテンツを好まないわけではない
「Google SearchLiaison」はX(旧Twitter)で以下のように述べました。
Are you deleting content from your site because you somehow believe Google doesn’t like “old” content? That’s not a thing! Our guidance doesn’t encourage this. Older content can still be helpful, too. Learn more about creating helpful content: https://t.co/NaRQqb1SQx
— Google SearchLiaison (@searchliaison) August 8, 2023
直訳すると、
「Google が「古い」コンテンツを好まないとなんとなく信じていて、サイトからコンテンツを削除していませんか?そんなことはないよ!私たちの指導はこれを奨励するものではありません。古いコンテンツも依然として役立つ場合があります。役立つコンテンツの作成について詳しくは、こちらをご覧ください。」
そういって検索セントラルの「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」へリンクを飛ばしています。
■Gizmodo の報道を受けた投稿か!?
今回のこのような注意喚起、予測ではありますが、Gizmodoが報道した、
CNETの「自社のコンテンツを新鮮で関連性が高く、Googleの検索結果で競合他社より上位に表示されるために長期にわたって古いコンテンツを削除している」という内部メモに対する見解といえます。
SearchLiaisonは、単に古いコンテンツを削除してもGoogleにおける評価の向上にはならないと注意喚起しています。
■一定の理由があればコンテンツの削除は有用ともいえる
古いコンテンツの削除を「Google SearchLiaison」は勧めていないとはいえ、コンテンツの削除の全てを否定しているわけでもありません。
例えば、時間の経過とともに事例や事象に変化があったものやその後に動きがあった場合など、コンテンツに記載された内容と現状がそぐわなくなることでユーザーに間違った情報や誤解されるような情報となってしまうような場合は、「品質が低い」と評価される恐れもあります。そのような場合はコンテンツを改善するための削除となるので、有用ともいえます。
■まとめ
今回Googleが言いたかったことは、
「古いコンテンツ=Googleの評価を下げる」
ということではないということです。
サイトに掲載しているコンテンツを削除するのに、古いこと以外に他の合理的もしくは根本的な理由があれば、逆に言うと問題はないということです。