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動画SEOには動画専用の「視聴ページ」が必須!!(Google動画SEOベストプラクティス更新)

2024/09/02


Googleは検索セントラルの「動画SEOベストプラクティス」を更新しました。

この中で、動画の「視聴ページ(watch page)」が動画SEOには必須であることを記載しています。

(8月31日現在、日本語版は更新されていません)

 

■更新内容は「動画インデックス要件」と「技術要件」の2ポイント

今回の「Google動画SEOベストプラクティス」で更新されたのは大きく2つです。

・Help Google find your videos(Googleが動画を見つけやすくする)

・Ensure your videos can be indexed(動画がインデックスに登録されるようにする)

です。

 

内容に大きな変更があったなどはありませんが、今回の更新でより、詳しく説明されるようになりました。

 

■Help Google find your videos(Googleが動画を見つけやすくする)のポイント

Googleがインデックス登録するために動画を見つけやすくするには以下の要素を満たす必要があります。

・動画に適切なHTMLタグを使用すること(<video>、<embed>、<iframe>、<object> など)

・ユーザーにログインなどの複雑な操作を求めたり、固有の URL フラグメントを条件として指定したりしない。また、遅延読み込みなどにしない

・JavaScript を使用してビデオを挿入する場合は、 URL 検査ツールでレンダリングされた HTML にビデオが表示されれいること

・構造化データ、動画サイトマップ、Open Graphプロトコル(OGP)などを活用すること

 

■Ensure your videos can be indexed(動画がインデックスに登録されるようにする)のポイント

動画がGoogleにインデックスされるためには以下の条件を満たす必要があるとのことです。

・視聴ページがそもそもインデックス登録されていること

・インデックス登録されている視聴ページが検索で良好なパフォーマンスを示していること(視聴ページがインデックス登録されていたら必ず動画がインデックス登録されるわけではない)

・動画が視聴ページに埋め込まれていて最も目立つようにしておくこと(他の要素に動画が隠れないようにする)

 

 

■更新の中でも目立つのは動画専用の視聴ページを作ること

今回の「Google動画SEOベストプラクティス」の更新で一番目立つのは「各動画専用の視聴ページを作成する」という項目が増えたことです。

以前から視聴ページへの記述はありましたが、今回独立したカテゴリとして記述されています。

記述を訳すと

“動画機能(メインの検索結果ページの動画結果、動画モード、重要な瞬間、 ライブバッジ、その他のリッチ フォーマットを含む)を利用するには、ビジネスにとって意味がある場合は、動画ごとに専用の視聴ページを作成します。

ビデオがページのメインコンテンツであるウェブページ
動画再生ページの主な目的は、ユーザーに 1 つの動画を表示することです。

次のページは、ユーザーがページにアクセスする主な理由が個々の動画の視聴であるため、動画再生ページとなります。

 

・ビデオランディングページ

・テレビ番組のビデオプレーヤーページ

・ニュース動画視聴ページ

・スポーツハイライトページ

・イベントクリップページ
これらのページは、動画がページ上の他のコンテンツを補完するものであるため、視聴ページではありません。

 

・埋め込まれたビデオをレビューするブログ投稿

・製品の360°動画を掲載した製品ページ

・同等の重要性を持つ複数のビデオをリストするビデオカテゴリページ

・映画の予告編が埋め込まれた映画レビューページ
各動画再生ページに、その動画に固有のページタイトルと説明があることを確認してください。ヒントについては、適切なタイトル と説明を書くためのベスト プラクティスをご覧ください。”

 

動画を検索結果で表示させたかったり動画検索に掲載させたかったりするのであれば、動画だけの視聴ページを作成する必要があります。

ここで大事なのが「動画だけ」ということです。

 

動画を補助コンテンツとして埋め込んだ記事ページや動画をいくつも埋め込んだページなどのように単一の動画以外のコンテンツがページに存在すると、視聴ページとしては認識されません(ヘッダーやサイドバーなどテンプレート部分は除く)。

ただ、同じ動画を視聴ページとニュース記事や商品詳細ページなどの他のコンテンツと一緒に別のページに掲載する(同じ動画が2つサイト内になる)ことは問題ないとのことです。

 

■まとめ

まだ、日本語訳はされていませんが、今回は更新された「動画SEOベストプラクティス」について解説しました。

今回、この解説コラムを記載しながら『Googleも動画SEOにはある一定の重要度を感じているのかなぁ』とふと考えていました。

動画はユーザーにテキストだけではわかりにくい部分を視覚的に分かりやすく解説してくれるというメリットがあります。

今後、日本語版にも時間をおいて翻訳されますが、今のうちからサイト内に動画がある、もしくは今後撮影した動画をサイト内に埋め込んでいくなどのサイト運営者及びSEO担当者は是非確認、対応しておきましょう。

 

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