AI生成コンテンツに対するGoogleのスタンス
2023/03/17
日本時間2023年2月9日、Googleは検索セントラルブログにて「AI生成コンテンツに関するGoogle検索のガイダンス」というものをアップしました。
昨今、チャットGPTを始めとしたAIツールにより、非常に簡単にコンテンツを生成したり、拡充したりできるようになってきました。
検索への影響も鑑み、今回のガイダンスをアップしたと思われます。
■コンテンツを作る手段は関係ない
Googleが重要視しているのはコンテンツが人によってつくられたものなのかAIによって生成されたかという過程ではなく、そのコンテンツの「質」であるということです。
つまり、Googleの掲げるE・E・A・Tをしっかりと踏まえたオリジナルのコンテンツが、Googleにとっては大切で評価すべきポイントであるということです。
今実装されているランキングシステムやヘルプフルコンテンツシステムは、この質をしっかり評価するということを実践するために導入・運用・アップデートされ続けているシステムです。
■検索エンジン向けのAIコンテンツはスパムである
先述の通り、Googleはそのコンテンツの過程ではなく、結果の質を重視しています。
そのために検索結果順位を上げるための検索エンジン向けと言えるようなコンテンツは、Googleのスパムに関するポリシーに違反しているとも明言しています。
Googleはこのガイダンスだけでなく、併せて、「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」というページを更新し、新たに「誰が、どのように、なぜ」という3つの観点でコンテンツ評価をする項目を追記しました。
■まとめ:AIツールは活用の仕方
時代とともにコンテンツの制作における手法や方法は様変わりしてきました。
今後はAIが主流になる可能性もあります。
ただ、ここで言えることは何よりもコンテンツの質が重要!ということです。
当社の私感になりますが、AIコンテンツですべてのコンテンツを作るのではなく、AIツールでコンテンツのアイデアの候補を新たに発見したり、AIツールで制作したコンテンツに人の手を加えたりして、コンテンツにE・E・A・Tの要素を満たしていくことが大切だと思います。