お問い合わせお問い合わせはこちら

Web業界ニュース【伊万里市、大手検索サイトでwebサイト表示されず】

2021/08/12

伊万里市、大手検索サイトでwebサイト表示されず

 

2021年8月7日、佐賀県伊万里市は市の公式ウェブサイトがGoogle・Yahoo!の両検索エンジンにて表示されない状況が1週間以上経過していると公表した。

 

市の説明では、グーグルとヤフーのサイトは同一の検索エンジンを使っている。HPを表示するには検索エンジンの認証が必要で、何らかの理由でこの認証が外れた。1日に市職員が表示されないことに気付き、市情報政策課が連絡を受けて確認した。他の検索サイトからは表示できる。

市のHPには月平均3万2千件のアクセスがあり、今回の不具合への問い合わせが数件入っている。HPには新型コロナウイルスに関する情報提供や、ワクチン接種のネット予約の窓口もあるが、情報政策課は「他の検索サイトから表示できるので、大きな影響はないと考えている」

出典元:https://news.yahoo.co.jp/articles/98ee6822e9f4eac87646c8946b3c3b9020b9f628

 

とのことです。

その後、8月11日に市のホームページ(HP)がグーグルとヤフーの検索結果に表示されない不具合について、10日午後9時半に復旧を確認したと発表した。

市情報政策課は「HPに掲載している有料広告欄の運用が、グーグルが検索対象に求める不正防止のためのガイドラインに違反していることなどが原因となり、検索結果から除外されたとHPの保守業者から報告を受けた。HPの設定を変更して復旧できた」
とのことです。

 

このニュースを見る限りツッコミどころが満載ですね…

・ほかの検索サイトからは表示できる
・検索エンジンの認証
・有料広告欄の運用がガイドラインに違反

では一つ一つ弊社的な意見を言っていきましょう!!

 

ツッコミどころ1:ほかの検索サイトからは表示できる

現在日本における検索エンジンシェアはGoogle・Yahoo!の2強といっていいでしょう。
実際にツールで確認してみると
Google約77%、Yahoo!13%となっています。

 

参照画像

参照元:https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/desktop/japan/#monthly-202007-202107

 

報道によると月間32,000セッションあるとのことですからこのシェア率から考えると28,800セッションが閲覧できなくなるということですね…

それを他の検索エンジンでは表示されているから問題がないというのは…苦笑

問題がないと思うなら慌ててそんな表示できるようにする必要がないのでは?と思ってしまいます。

 

(GoogleとYahoo!が同一の検索エンジンであるというのは表現はアレですが正しいです。

正しくはYahoo!がGoogleの検索エンジンを借りています)

 

 

ツッコミどころ2:検索エンジンの認証

 

Googleがウェブサイトの認証を行うということを弊社では聞いたことがありません。

事実、検索結果を見れば検索連動広告であるリスティングには資本主義に基づく入札制で公正に入札金額が高いものが表示されていますし、広告と表示されています。

ただ、自然検索では公式や認証などのマークなどは見たことがありません。

それに、認証を行ってしまうとそれこそ検索エンジンの根本である公正・平等性が失われるのではないでしょうか?

 

 

ツッコミどころ3:有料広告欄の運用がガイドラインに違反

 

弊社でもクライアント様のwebサイトを制作・保守運用するだけでなくSEOはもちろん各種web広告の運用もしております。

その観点から申し上げるとGoogleだけでなく広告を掲載するwebサイトは申請時に審査があり、それに通ったうえで広告が掲載されるようになります。

となると、広告運用のガイドラインに違反ということは公開したサイトの情報にガイドラインに違反する内容が載っていたということになります。

市のwebサイトにそんな情報が載っているとは考えにくいですよね…苦笑

 

ここではだれが言い訳をしているなどは思っていても言いたくないので、一言だけ

「サイト制作や広告の運用なども含めて無知であることが故にこのようなことも起こってしまいます。是非、業者の選定には気を付けていただきたい」

 

この一言に尽きます。

この記事をSNSでシェア!

最新SEO情報

« »

最新SEO情報の記事一覧へ

全記事一覧へ