Google、検索結果のサイトリンク検索ボックスが11月20日で終了
2024/10/282024年10月21日、Googleは検索結果画面における「サイトリンク検索ボックス」の提供を終了することを発表しました。
2014年9月の提供開始から10年でその役目を終えることとなりました。
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■サイト内検索ボックスとは!?
下のスクリーンショットのように、検索結果画面のサイトタイトルやスニペットの下に、そのサイトリンク検索ができるボックスの事です。
この機能は2014年の9月から導入され全世界でサービスとして展開されてきましたが、10年の節目で終了することとなりました。
■提供終了の理由
今回の機能の提供終了の理由は、圧倒的に利用率の低下が大きな要因といえるでしょう。
また、それ以外にも現在ショート動画枠等、検索結果に新たな要素が増えてきている現状で、もっと検索結果のスクロール幅を短くする意図もあるように感じます。
(当社的にはわざわざ検索結果後に再度検索させるのではなくそもそも検索クエリから検索意図を把握し、検索結果にダイレクトに反映させることがこの10年で可能になったとGoogleはそのように考えているのでしょう。)
■検索順位への影響はなし
今回のサービス提供は全世界のGoogle検索が対象となります。
この「サイトリンク検索ボックス」がなくなることによる、検索順位などへの影響はないとGoogleは公式にアナウンスしています。
■変更があるのはサーチコンソール(Search Console)
検索順位などのアルゴリズムには変更や影響はありませんが、サーチコンソール(Search Console)には以下の変更点があります。
・サイトリンク検索ボックスのリッチリザルトレポートが削除となる
・リッチリザルトテストにおいて関連するマークアップを対象としなくなる
上記の2点がサーチコンソール(Search Console)上での変更点となります。
■サイト運営者としてはサイト内部の対応は特にすることはない
ここで気になるのがサイト内部として何か変更しておくことがあるかどうかということです。
Googleによるとサイトリンク検索ボックスのためにマークアップしていた構造化データを削除しなくても検索に問題が発生する、サーチコンソール(Search Console)でのエラー表示が出るなどはないとのことです。
なので、サイト運営者としては時間があれば検索ボックスに関する要素の構造化データを削除すればいいとなります。
(面倒であれば削除もする必要もありません)
■まとめ
10年続いた「サイトリンク検索ボックス」機能ですが、リリースされた当初にテストとして使用して以来、正直存在を忘れてしまっていました(笑)
実際に提供終了の原因も利用状況の低下との事ですので、ユーザーの方々もあまり使っていなかったのではないでしょうか?
それに提供終了の理由として記載しましたが、Googleとしては検索結果後に再度検索させるのではなくそもそも検索クエリから検索意図を把握し、検索結果にダイレクトに反映させるのが目的でしょうし、ユーザーとしても再度検索するほうが手っ取り早いという点もあるかと思います。
検索順位にも影響はありませんが、社内などで話題になった時に即座に答えられるよう知識としては終了したことを覚えておきましょう。