Google、検索結果画面でのキャッシュ表示の機能を正式に終了(cacheコマンドも併せて廃止)
2024/02/09Googleはこの度、検索結果のキャッシュを見る機能を完全に廃止することを決定しました。
Google SearchLiaisonも正式に廃止したことをX(旧Twitter)で認めました。
Hey, catching up. Yes, it’s been removed. I know, it’s sad. I’m sad too. It’s one of our oldest features. But it was meant for helping people access pages when way back, you often couldn’t depend on a page loading. These days, things have greatly improved. So, it was decided to…
— Google SearchLiaison (@searchliaison) February 1, 2024
検索結果のページが正常に見えない時や、Googleが保持しているサイトのキャッシュと現在を比較するなどの際に非常に便利な機能でしたし、SEOを担当しているweb担当者やサイト運営者の方で使ったことがないという人はいないのではないでしょうか?
しかし、Googleは昨今の検索エンジンの状況やインデックスまでの時間などを鑑み、キャッシュ機能が必要なくなったと判断したようです。
目次-Contents-
■もちろん「cache:」コマンドも廃止
検索結果からキャッシュが確認できなくなったものの、今のところ検索エンジンで「cache:URL」と検索するとキャッシュを見ることができます。
しかし、この「cache:」でのキャッシュの確認方法も廃止する予定とのことです。
なお、キャッシュ表示を無効にする「noarchive robots meta」タグは引き続き有効とのことです。
(ただ、キャッシュ表示機能がなくなれば、Googleでは意味をなさなくなるようなものですが…)
■代替方法としては
キャッシュを確認することには様々な使い道がありました。
代替方法として、Googleがページをどのように見ているかを調べたいときは、Search ConsoleのURL 検査ツールを使うのがベストでしょう。
もしも、Search Consoleで管理していないサイトの場合は、リッチリザルトテストで代替可能です。
もしくは、キャッシュ機能ほど手軽ではなく同等の機能でもないのですが、その他の様々なSEO ツールで確認する方法もあります。
■まとめ
SEOに携わっている方にとってキャッシュ機能は、競合サイトの分析や自社サイトの分析など様々な場面で大活躍してきた便利な機能でしたよね。
一つの時代の移り変わりではありますが、ちょっと寂しくなりますね。