Google、検索ランキングシステムの一部を公開
2022/12/01
Googleは11月に検索結果のランキングを決定するために利用しているシステムを、Google検索セントラルに公開しました。
また、今回のシステムの一部を公開するのにあわせて、呼称の変更を告知しました。
目次-Contents-
■呼称の変更
今回のドキュメントを公開する際にまずGoogleは呼称の変更を行いました。今後は「アップデート」という用語を「システム」という用語に統一するとのことです。
今までは「パンダアップデート」や「ハミングバードアップデート」と「〇〇〇アップデート」と呼んでいたものを、今後はアップデートという言葉を使わず「システム」に統一するようになります。
(ということで、本サイトでも今後はシステムと呼ぶようにします。)
■今回公開された検索ランキングシステムの一覧
現段階で今回のドキュメントに公開されているのは英語版のみです。
今回は、まずランキングシステムの一覧をご紹介いたします。
(今後、日本語版が公開されると思われます。)
- スパム検出システム
- webサイトの多様性システム
- webサイトの情報信頼性システム
- ランクブレイン
- 重複システム
- BERTシステム
- 危機情報システム(個人の危機)
- 危機情報システム(SOS警告)
- 完全一致ドメインシステム
- フレッシュネスシステム
- ヘルプフルコンテンツシステム
- ページランクとリンク分析システム
- オリジナルコンテンツシステム
- ローカルニュースシステム
- MUMシステム
- ニューラルマッチングシステム
- ページエクスペリエンスシステム
- プロダクトレビューシステム
- パッセージランキングシステム
- 削除に基づく降格システム
■今回公開されていないシステム
以前Googleから明確に公開・公表されていたシステムですが、今回の公開情報には掲載されていないものもあります。
- モバイルフレンドリーシステム
- ページスピードシステム
- パンダシステム
- ペンギンシステム
- ハミングバードシステム
などが今回の情報にはありませんでした。
これらは、後継のシステムに組み込まれるか、コアランキングシステムの一部となります。
■まとめ
Googleのランキングシステムが一部でも公開されることは珍しいことです。
ただ、今回の公開情報のシステム自体は、SEOに関わる担当者やサイト運営者の皆様なら既にご存じのことでしょう。
追加の情報が掲載されるかどうか、日本語版のリリースを待ってみようと思います。
SEOが分かっている人間からすると、今回の公開情報よりも呼称が「システム」に統一されることの方が、いままでにあった「○○○アップデートのアップデート」というようなことがなくなるので、メリットは大きいかもですね(苦笑)