Google、検索結果連続スクロールを廃止。来月にはモバイル検索でも実装
2024/06/27Googleは検索結果画面における連続スクロールの機能を廃止しました。
現在はPCでの検索結果のみ廃止の状況ですが、来月にはスマホなどのモバイル検索での検索結果においても連続スクロールを廃止するとのことです。
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■2021年から導入された連続スクロール
検索結果において、次のページへを言うリンクをクリック(タップ)することなく4ページ分までを表示することができる連続スクロールは、2021年10月にアメリカのモバイル検索結果で対応をスタートし、2022年12月にはPC検索結果にも導入されました。
その後、遅れて日本のスマホ・PCにも導入されてきました。
2021年10月26日の当コラム「Googleがモバイル検索結果にスクロール表示を実装(日本にも実装するか!?)」で弊社も取り上げています。
■連続スクロール廃止の理由は読み込み速度を早くするため
ユーザーにとっては賛否両論ありながらも実装されてきた連続スクロールの機能。
廃止の理由をGoogle広報担当はSearch Engine Landの取材に対して以下のように説明しています。
以下引用“this change is to allow the search company to serve the search results faster on more searches, instead of automatically loading results that users haven’t explicitly requested.(日本語訳「この変更は、ユーザーが明示的に要求していない結果を自動的に読み込むのではなく、検索会社がより多くの検索でより速く検索結果を提供できるようにすることを目的としています。」)”
■そのほかの点にもGoogleはコメント
今回の廃止の理由についての説明の際、併せて以下のようにコメントをしています。
“Google also told us that it found that loading more results automatically didn’t lead to significantly higher satisfaction with Google Search.(日本語訳「Google はまた、より多くの結果を自動的にロードしても、Google 検索の満足度が大幅に向上するわけではないことが判明した、と話した」)”
要約すると連続スクロールを入れることで期待される成果(Googleが求めるメリット)に対して、検索結果の読み込み速度を上げるメリットのほうが大きいと判断したようです。
■サイトオーナー(運営者)は特に対応は必要ないが数値の確認が必要
今回のGoogleの連続スクロールの廃止に対しサイトオーナー(運営者)が何かを実施・実装したりなどの対応は必要ありません。
ただ、連続スクロールが実装されていた際には4ページ目まで自動で表示されていました。
今回の連続スクロールの廃止により起こりえることは以下の2つです。
・クリック数の若干の減少
・サーチコンソールでのインプレッションの減少
クリック数では若干と記載しているように大きな変動はないと思います。
ただ、サーチコンソールでデータが計測できている検索時のインプレッションには、多少の数値の減少がみられると思われます。
是非、傾向値は廃止前、廃止後で分析することをお勧めします。
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