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検索結果をクリックしたのに順位が取れない?Googleのリンク仕様変更と順位チェックツールへの影響

2026/09/10

サイト改善(UI/UX・GA4)

検索結果をクリックしたのに順位が取れない?Googleのリンク仕様変更と順位チェックツールへの影響

「先月まで問題なく取れていたはずの検索順位が、急に取得できなくなった」

「取得したキーワードが全部同じURLで表示されている」

 

最近、順位チェックツールを使っている方からこうした声を耳にする機会が増えてきました。

これ、ツールの不具合ではありません。

Google検索結果の「リンクの仕組み」自体が変わったことが原因です。

 

今回はこの仕様変更の内容と、順位チェックツールへの影響、サイト運営者が取るべき対応について整理します。

何が変わったのか

これまで、Google検索結果ページのHTMLには、各順位のサイトへ飛ぶURLがそのまま書かれていました。

ツールや人間がそのURLを取得すれば、直接対象のページに移動できる、という単純な仕組みです。

 

これが2026年に入ってから、次のような経路に変わりました。

 

検索結果に表示

一旦Googleドメイン内のリダイレクト用ページ(google.com/goto?〜 という形式のURL)にアクセス

そこから対象ページへ自動的にリダイレクト

 

ユーザー側の見た目としては、クリックしてページが開くまでの体感はほとんど変わりません。

ですが裏側では、1位のサイトも2位のサイトも10位のサイトも、HTML上ではそれぞれのリンク先が直接記載されるのではなく、google.com/goto 形式のリダイレクトURLとして記載され、そこから本来のページへ転送される構造になっています。

 

いつから・どこまで広がっているのか

確認されている範囲では、2026年6月末〜7月頭ごろに小規模なテストが始まり、8月第1週ごろから規模が急拡大しました。

Googleは2026年8月26日、SEO専門メディア Search Engine Roundtable の取材に対して、この変更を公式に認めています。

 

日本国内の検索結果でも、すでに導入が確認されています。

ただし、全件が一律に切り替わっているわけではなく、キーワードや検索環境によっては従来の表示が残っている場合もあるようです。

段階的なロールアウトの最中のため、今後さらに範囲が広がっていくとみられます。

 

なぜGoogleはこの変更をしたのか

Googleは今回の変更について、以下のようにコメントしています。

“We have a long history of deploying technical measures against evolving forms of abuse, and we regularly take steps to protect our services and users.”

(訳:私たちは、進化し続けるさまざまな不正利用に対して技術的な対策を講じてきた長い歴史があり、サービスとユーザーを保護するための措置を定期的に実施しています。)

 

ここで注意したいのは、Googleは「検索結果のスクレイピング対策」だとは明言していないという点です。

この変更が順位チェックツールやSERPスクレイピングを狙ったものだろう、という見方は、Search Engine RoundtableやSEO専門家、順位トラッキング企業側の“解釈”であり、Google自身が明言した理由ではありません。

 

とはいえ、Googleが過去にも「JavaScriptを実行しないと順位が取得できない仕様」や「検索結果の100件表示オプションの廃止(10件表示への縮小)」といった、スクレイピングを難しくする方向の変更を重ねてきた経緯があるのも事実です。今回もその延長線上にある可能性は高いと考えられます。

 

順位チェックツールに何が起きるのか

影響を受けるのは、検索結果ページのHTMLを直接読み取る「スクレイピング型」の順位チェックツールやSERP API、自社開発の順位取得スクリプトです。Google Search Consoleと連携するタイプのツールは、この影響を受けません。

 

スクレイピング型のツールでは、遷移先のURLがHTML上で判別できなくなるため、以下のような症状が起こります。

 

・順位が正しく取得できない

・取得したデータがすべて「google.com」として表示される

 

技術的には、ツール側が各goto URLを実際にリダイレクトさせて最終的な行き先を追いかける処理を追加すれば対応は可能です。

 

ただし、検索結果1ページに載っているリンクの数だけ追加の通信が発生するため、通信量やサーバー負荷、運用コストが増加します。動きの早いツールでは、すでに対応を発表しているところもあるようです。

 

サイト運営者・SEO担当者が取るべき対応

確認すべき4STEP

まず知っておいていただきたいのは、この変更はGoogleとツール事業者の間で起きている技術的な話であり、検索アルゴリズムやインデックスの仕組みそのものが変わったわけではないということです。

 

自社サイトのSEO施策やHTML構造を変える必要はありません。

その上で、順位チェックツールを使っている方は、以下を確認しておくと安心です。

 

1. 使用しているツールがスクレイピング型か、GSC連携型かを確認する

2. 8月以降のデータに欠測や急な異常値がないかチェックする

3. スクレイピング型ツールを使っている場合、提供会社に対応状況を問い合わせる(自社開発の場合は開発担当者に相談する)

4. Google Search Consoleの表示回数・クリック数・平均掲載順位も並行して確認し、数値の食い違いがないか照合する

 

まとめ

Google検索結果のリンクが「検索表示→Googleドメイン経由→該当ページへリダイレクト」という仕組みに変わったことで、HTMLを直接読み取るタイプの順位チェックツールに不具合が出やすくなっています。

Google自身は「不正利用対策」という一般的な説明のみで、スクレイピング対策だという見方はあくまで専門家の解釈ですが、いずれにしてもサイト運営者側が慌ててSEO施策を見直す必要はありません。

 

まずは「使っているツールが正しく数値を取れているか」を確認することが最優先です。

もし「最近、順位チェックツールの数値がおかしい」「原因が分からず困っている」という方がいらっしゃれば、お気軽に弊社クロスフォースまでご相談ください。

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