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ロシア最大の検索エンジンのアルゴリズムが流出。Googleにも活用できるのか!?

2023/02/02


 
 

ロシア最大の検索エンジンである Yandexのソースコードが、2023年1月31日流出しました。
 
(下線リンク先:https://twitter.com/searchmartin/status/1619004275564351490
検索エンジンのソースコードが流出したことにより、検索ランキングの要因があらわになりました。
ブラックボックスな検索ランキングの要因、これはGoogleの検索アルゴリズム解明にも活用できるのであろうか!?

■前提:そもそもGoogleとYadexは全く別物

前提として、GoogleとYandexは全く持って別物であるということです。
そのため、Yandexのソースコードが流出し検索ランキングの要因が明らかになったとしても、それがGoogleにすべて通ずるものではないということです。
 

■ネット上では憶測が飛び交う

ただ、憶測でこんな情報も出回っているようです。


 
上記を要約すると、
“Yandexを構築したのは元Googleのスタッフである。
そのためYandexの約70%の要素がGoogleと類似している”
 
上記のツイートはSEOコンサルのPedro Dias氏(元Google社員)のツイートとなっていますが、本人はツイートしていないと非難しています。
確かに元Googleの人間がYandexに在籍しているようではありますが、退職後に同様のソースコードを開発できるとは思えません。(Googleも守秘義務などが厳しいはずです。)
また、70%と具体的な数字があるものの、元のGoogleのソースコードが開示されていたり流出していたりするわけではないので、比較のしようがありません。
 

■Googleが使っていないランキング要素が散見

流出したソースコードの中には、Googleも使っているであろうものも存在していますが、反対に使っていないであろうものも多々含まれています。
 
「Yandex」ではランキング要素に使っていて、「Google」が使ってないものの一例として
 ・Wikipedia からの直接のトラフィックは検索ランキングにプラス評価
 ・Google アナリティクスコード(JavaScriptコード)が挿入されているサイトは検索ランキングにプラス評価
 ・「/」(スラッシュ)が多いURLは検索ランキングにマイナス評価
 ・URLに数字が含まれているものは検索ランキングにマイナス評価
等々
 

それ以外にもタイトルタグに大文字が含まれているとランキングに影響するなど。。
現在のGoogleでは考えられないような項目があるようです。
Yandexは、流出したコードは最新のものではないと発表していますので、もしかすると過去には本当に活用していたかもしれません。
 

■勉強としてはいいものの、実践する必要はない

SEOが好きであったり興味があったりなどで、今回の流出したYandexのソースコードを見てみる分には非常に面白いかもしれませんが、小手先で取り入れてGoogleにいい影響がでるかというと、そうではありません。
ユーザーに有益な情報を提供するサイトを育てていきましょう。

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