【対応完了】Bardとの会話を共有するとGoogleにインデックスされる!?
2023/09/28
Googleの生成AIであるBardでチャットした後、公開リンクを生成すると、その公開されたリンクがGoogleにインデックスされていることが確認されています。
これに対しGoogleは現在対応中とのことです。
■実際に検証してみると?
Google検索でsite:bard.google.com/shareと検索すると、実際にユーザーがBardでのチャットを共有したものが様々表示されます。
(※スクリーンショットでは英語のみですが、日本語での会話も出てきていました。)
●他の人の会話が見られるだけではない
ユーザーが希望すれば、自分がBardとした会話を「共有」することができます。
この機能により、他の人がBardとコミュニケーションをとった会話を見ることが出来るようになります。また、最近追加された「続きから再開」という、共有された会話を続けられる機能によって、質問をした本人でなくても質問を再開・継続することが可能になります。
■インデックスされると!?
単にインデックスされるだけならば特に大きな問題ではないのですが、今回はインデックスされた会話が、検索で上位表示されたりスニペットに表示されたりする等の問題が起こっており、そのため話題となっているようです。
■これに対するGoogleのコメント
今回の事象に対し、Google Search LainsonはX(旧Twitter)で次のようにコメントしています。
Bard allows people to share chats, if they choose. We also don’t intend for these shared chats to be indexed by Google Search. We’re working on blocking them from being indexed now.
— Google SearchLiaison (@searchliaison) September 26, 2023
“Bardではユーザーが望めばBardとのチャットを共有できるようにしています。ただ、これらの共有されたチャットがGoogle検索にインデックスされることは意図していたものではありませんでした。現在インデックスされないようにするための対策を進めています”
この事象はGoogleでも意図したことではなかったようです。
■まとめ
9/27現在、まだこの事象は解決されていません。
ただ、SEOという面で考えるのであればですが、SEOとして、Bardの共有は少なからず検索に影響を及ぼす可能性があるということです。
一つの手段として、コラムなどのコンテンツで活用するのを検討してみてもいいかもしれません。
■追記(2023-10-11)
2023年10月11日、site:bard.google.com/share と検索してもインデックスがされなくなりました。
上記の対応は2023年9月末には実装されていたようです。
これでBardユーザーも安心ですね。