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Googleがバックボタンハイジャッキング対策を正式執行|未対応サイトが今すぐ確認すべきこと

2026/06/19

Googleがバックボタンハイジャッキング対策を正式執行|未対応サイトが今すぐ確認すべきこと

Googleは2026年4月13日に、バックボタンハイジャッキングをスパムポリシー違反として扱う方針を事前告知していました。

>関連記事:Google新スパムポリシーで要注意、戻るボタン妨害のチェック方法

 

そして2026年6月15日より、このポリシーの執行が正式に開始されています。

これにより、対象ページは自動降格や手動スパムアクションの対象になる可能性があります。

 

特に注意したいのは、離脱防止施策として実装されているJavaScriptの挙動です。

アフィリエイトサイトやECサイト、広告収益型メディアなどでは意図せず該当しているケースも考えられます。

 

今回は、バックボタンハイジャッキングの概要、SEOへの影響、今すぐ確認すべき対応について整理します。

 

そもそも、バックボタンハイジャッキングとは何か?

バックボタンハイジャッキングとは何か?

典型的な例は、JavaScriptのHistory APIなどを使い、ユーザーが戻るボタンを押しても直前のページへ戻れないようにするケースです。

 

例えば、history.pushState() や history.replaceState() が不適切に使われると、ブラウザ履歴に意図しないページを挿入したり、戻る操作を妨げたりする原因になります。

ただし、これらのAPI自体が違反なのではなく、ユーザーの自然な戻る操作を妨害する使い方が問題になります。

 

問題になるのは、以下のような目的で使われる場合です。

 

・離脱防止ポップアップを強制表示する

・別LPへ遷移させる

・広告ページへ戻させる

・意図的に戻れなくする

 

特にコンバージョン改善目的で導入された古い施策が残っているケースは注意が必要です。

関連記事:AdSenseの全画面広告についても、今回のGoogle新スパムポリシーの観点から見直しが必要です。 

Googleが正式にバックボタンハイジャッキングの取り締まりを開始

Googleは2026年4月13日、バックボタンハイジャッキングを「悪意ある慣行」として扱い、6月15日から正式に執行を開始すると発表していました。

そして2026年6月15日、その施行日を迎えました。

バックボタンハイジャッキングとは、ユーザーがブラウザの「戻る」ボタンを押した際、本来戻るべきページに戻れないように操作する手法です。

これはユーザー体験を著しく損なうため、Googleはスパム行為として明確に定義しました。

違反が確認された場合、以下の対応が取られる可能性があります。

 

・手動スパムアクション

・自動降格による検索パフォーマンス低下

 

広告収益型メディアでは、広告表示や外部広告タグの挙動もあわせて確認しておく必要があります。

ただし、今回のGoogle公式発表はあくまでGoogle検索のスパムポリシーに関するものであり、Google広告アカウントや品質スコアへの直接的な影響については明示されていません。

執行開始後、すでに現場でも影響確認が始まっている

今回の正式執行を受け、海外SEOコミュニティや一部メディアでは、すでにバックボタン挙動の再点検を進める動きが広がっています。

特にアフィリエイトサイトや広告収益型メディアでは、過去に導入した離脱防止スクリプトが意図せず該当しているケースが確認されています。

例えば、以下のような事例です。

ケース①:離脱防止ポップアップが戻る操作を妨害

記事閲覧後に「戻る」ボタンを押すと、検索結果へ戻る代わりにポップアップが表示されるケースです。

一見するとCV改善施策ですが、Googleはこれを「自然なユーザー操作の妨害」と判断する可能性があります。

特に古いアフィリエイトテンプレートやLPツールでは、この仕様が残っていることがあります。

実際に一部の海外SEOフォーラムでは、古いWordPress系離脱防止プラグインがこの挙動を起こしていたという報告も見られています。

 

ケース②:広告ページや別LPへ強制遷移

戻る操作時に別オファーや別ページへ飛ばす実装です。

これは以前から広告系・情報商材系で使われることがありましたが、今回の執行でリスクが高まりました。

Googleが特に問題視している典型例のひとつです。

 

ケース③:SPA実装で意図せず履歴が増殖

ReactやVueなどのSPA構成では、History APIの使い方によって意図せず戻る挙動が複雑化するケースがあります。

開発側に悪意がなくても、結果的に「戻れない」「意図しない画面に戻る」状態になっていれば注意が必要です。

特にSPA構成では、意図せず履歴が複数積まれていたことに、今回の施行をきっかけに気づくケースも出ています。

現時点では大規模なペナルティ報告はまだ多くありません。

ただし、今回のようなスパムポリシー変更は、初期段階では徐々に適用範囲が広がる傾向があります。

過去のインタースティシャル規制や過剰広告規制と同様、最初は一部、次第に全体へ広がる可能性があります。

つまり「まだ大丈夫」ではなく、「今のうちに確認する」が最も安全です。

 

SEOへの影響|今すぐ確認すべき理由

今回の変更で重要なのは、「これから禁止」ではなく「もう執行中」という点です。

つまり、未対応サイトはすでにリスクを抱えている状態です。

影響として想定されるのは以下です。

検索順位の下落

Googleはユーザー保護を重視しており、UXを損なう実装は評価低下に直結しやすくなっています。

Google検索のスパムポリシー違反として扱われる可能性があり、検索結果での表示パフォーマンスに影響するおそれがあります。

手動スパムアクション

Search Consoleに通知が届くケースです。

手動スパムアクションを受けた場合、修正・再審査・回復までに時間がかかる可能性があります。

広告運用ページとして使っている場合の注意点

今回の公式発表はGoogle検索のスパムポリシーに関するものであり、Google広告の品質スコアや広告審査への直接的な影響は明示されていません。

ただし、広告用LPでも同様のJavaScriptや外部タグを使っている場合は、ユーザー体験を損なう可能性があるため、広告運用担当も挙動を確認しておくと安心です。

特に影響を受けやすいサイト

今回特に注意が必要なのは以下のサイトです。

アフィリエイトサイト

離脱防止導線が多く実装されがちです。

広告収益型メディア

回遊率改善のために独自JSを入れているケースがあります。

ECサイト

カゴ落ち防止やクーポン表示で実装していることがあります。

SPAサイト

ReactやVueなどでHistory APIを多用するため、実装確認が必要です。

正常利用と違反利用の線引きが重要です。

今すぐ確認すべき3つの対応

対応がまだ終わっていない場合、早めの確認をおすすめします。

1. バックボタン挙動を確認する

Google検索経由で主要流入ページへアクセスし、戻るボタンの動きを確認します。

PC・スマートフォン両方で確認してください。

ポイント:

・正常に検索結果へ戻れるか

・意図しないポップアップが出ないか

・リダイレクトが起きないか

2. History APIの使用箇所を洗い出す

以下を検索してください。

・history.pushState(

・history.replaceState(

特に外部タグや古い施策も含めて確認が必要です。

3. 修正後はSearch Consoleで状態を確認する

主要ページを修正した場合は、Search ConsoleのURL検査ツールでインデックス登録リクエストを送ることもできます。

すでに手動対策を受けている場合は、修正後に再審査リクエストを送る必要があります。

外部スクリプトも見落とし注意

意外と多いのが、自社開発ではなく第三者ツールによる実装です。

例えば:

・離脱防止ツール

・ポップアップツール

・広告タグ

・A/Bテストツール

これらがHistory APIを使っている場合もあります。

「自社で書いていないから大丈夫」は危険です。

これからのSEOはUX健全性がより重要になる

今回の動きは単なる技術規制ではありません。

Googleは明確に「ユーザー操作を妨害する設計」を排除し始めています。

短期的なCV改善を狙った施策が、長期的にはSEOリスクになる時代です。

今後は、

・過剰な離脱防止

・強制ポップアップ

・誘導型ダークパターン

こうした施策への監視も強まる可能性があります。

 

改めて、自社サイトのUX設計を見直すタイミングかもしれません。

SEOで成果を伸ばすためにも、「検索エンジン対策」だけでなく「ユーザー体験の健全性」を意識した運用がより重要になっています。

>関連記事:AI検索時代でも SEOは終わらない、Googleの最新ガイダンスが示す「変わらない本質」

 

結論|今すぐ確認しましょう!

今回のGoogleの対応は、単なる新ルール追加ではありません。

すでに2026年6月15日から執行が始まっている以上、「後で対応する」では遅れる可能性があります。

 

特にバックボタンハイジャッキングは、意図的な実装だけでなく、過去に導入した離脱防止施策や外部ツールによって無意識に発生しているケースも少なくありません。

SEOは積み上げ型の施策です。しかし、こうしたスパムポリシー違反は、その積み上げを一気に崩すリスクがあります。

 

順位下落だけでなく、手動スパムアクションを受けるリスクまで考えると、放置コストはかなり大きいです。

今回の件は「今すぐ確認するだけで回避できるリスク」です。

優先度を上げて対応する価値があります。

まとめ

Googleがバックボタンハイジャッキング対策を正式執行のまとめ

運用担当者がすぐにやるべきこと

最後に確認すべきことを整理します。

□ Google検索経由で主要ページのバックボタン挙動を確認する
□ history.pushState() / history.replaceState() の使用箇所を洗い出す
□ 離脱防止ツール・ポップアップツールを確認する
□ 外部広告タグ・A/Bテストツールも確認する
□ 修正後にSearch ConsoleのURL検査ツールでインデックス登録をリクエストする
□ 今後の実装ルールとして「UX優先」をチームで共有する

今回のGoogleの動きは、今後さらに強まる可能性があります。

短期CVを優先したダークパターン的な施策は、今後ますますSEO上のリスクになりやすくなります。

これを機に、自社サイトの離脱防止施策やJavaScript設計を一度見直しておくことをおすすめします。

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